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火災保険の損しない申請方法!見積もり~保険金がもらえるまでの流れ

この記事を書いた人
あやじま

ミニマリスト・整理収納アドバイザー。「スマホひとつで暮らしたい」などの著者。海外生活がきっかけでミニマルライフに目覚める。ラクして身軽に賢く暮らすコツを発信中。

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本日はGoogle検索では見つけにくい、火災保険の賢い利用方法についてご紹介します。
「火災保険 請求方法」でGoogle検索をかけると、「火災保険の損しない申請方法!」などが上位に表示されています。しかし、よく読んでいくと、そのほとんどが火災保険申請サポート業者による記事で、申請サポートへの申込みに誘導されてしまいます。すなわち手数料をとられてしまいます!火災保険申請サポート業者など使わなくても、火災保険は簡単に利用できます!

  • 火災保険の正しい申請方法が知りたい
  • 業者を使わずに火災保険を申請したい
  • 手数料などがとられるポイントを押さえておきたい

という方はぜひ最後までご覧くださ~い。今回は、家具家電などの破損を修理してもらう前提での申請方法です。最後に、わが家で実際に修理した箇所と保険金額もご紹介しています。

火災保険を使って修理する流れ

保険会社へ事故の連絡をする

まず、加入している火災保険に事故を知らせ、受付をします。保険証券に記載の電話番号もしくはインターネットから受付が可能です。

受付後、数日以内に「保険金請求の案内」という書類が送られてきます。封書を開けると、下記3点を用意して返送するように案内されます。

  1. 保険金請求書
  2. 損害の状況がわかる写真
  3. 修理の見積書・請求書・領収書など

見積もりをとる

上記3の通り、工事の見積書(事後の場合は請求書や領収書)を保険会社に提出する必要があります。ここが一番面倒なポイント。

住宅メーカー、もしくは近所の工務店などに連絡し、損害箇所を見てもらい、修理の見積もりをとります。

マンションの場合、見積もり先は住宅メーカーが一番ラクです。知り合いの工務店に見積もりを依頼しても良いのですが、パーツの品番を特定するのに時間がかかり、結局住宅メーカーに連絡を入れる…ということが起きます。

また、見積りのための立ち合いとして手数料を請求される場合があるので、事前に確認しておきましょう。保険会社へは、立ち合いのための見積もり費用は請求できません。

保険金請求書などを提出する

見積書が送られてきたら、保険会社に下記3点を送ります。

  1. 保険金請求書
  2. 損害の状況がわかる写真
  3. 修理の見積書・請求書・領収書など

保険金請求書には、保険金の振込口座などの他に、損害のあった日時や事故の状況を細かく書きます。

2と3は自分で用意した紙を送付します。わが家にはプリンターがないので、保険会社の担当者にメールアドレスを教えてもらい、メール添付で送っています(笑)

保険会社が事故を調査する

送った3点の書類を元に、保険会社が事故の調査を行います。その一環で、保険会社から見積もり書を作った会社へ、事故の詳細や修理の内容についてのヒアリングがあります。現地調査のために、自宅に保険会社が来る場合もあります。

保険金額が確定する

調査が終わると、その内容に則した保険金額が確定します。見積書の内容がそのまま認められれば、その額+20%のお見舞金が支払われます。スゴイ!

認定損害額+事故時諸費用保険金(認定損害額×20%)

色々な会社とやりとりしたり、日程調整したり、家に人を何度も入れる手間を考えると、20%のお見舞い金はありがたいですよね~。確定後、自分が申請した銀行口座に保険金が振り込まれます。

工事を依頼する

保険金額が確定した後、工事を依頼します。急を要する場合は工事が先になる場合がありますが、保険金が下りるかわからない事案の時は、保険金確定を待ってから工事の依頼をするのが安心です。

工事費用を支払う

工事が終わったら、修理してくれた会社に支払いをして終了です。

基本は保険金額の中で工事費用をまかなえるはずなので、自己負担はゼロで修理ができます!

火災保険で修理した箇所と保険金額

フローリングの傷+ドアの木部補修

洗面所の床のドア枠がボロボロになっていたので、木部補修をしてもらいました。併せて、フローリングに何かを落として付けた傷もキレイにしてもらいました。

認定額66,000円+諸費用13,200円=振込金額79,200円

工事費用:66,000円

お風呂場の水栓パーツ

なんと水栓がヒビ割れしました。(裏側なので写真ではわからないと思いますが…。)こちらはパーツを丸ごと交換してもらえたので、お風呂場がめちゃめちゃ綺麗になりました!

認定額75,431円+諸費用15,086円=振込金額90,517円

工事費用:75,431円

ドアのソフトクローズ

ゆっくり閉まるソフトクローズ機能がついた洋室のドア。私のお尻がぶつかり故障したのも、ちゃ~んと直してもらえました(笑)

認定額34,980円+諸費用6,996円=振込金額41,976円

工事費用:41,800円

※工事当日に他の故障個所が発覚し、ついでに修理してもらったため、工事費用が認定額を超えています。ここも申請することが可能でしたが、面倒だったのでやめました。

お見舞金で収支がプラスになった!

保険金額合計:211,693円
工事費用:183,213円

結果、工事費用に対して、保険金は28,462円のプラスでした。火災保険、こりゃ使わなきゃ本当に損ですぜ。

※事故時諸費用保険金などは、加入している保険により異なります。あくまで参考情報として書いていますがので、ご自身の保険証券を必ずご確認ください。

【火災保険】タダで家具家電や住宅設備を修理する方法!補償範囲は?

ご参考になれば嬉しいどぇす( ͡° ͜ʖ ͡°)