手放すヒント・片付け

捨てづらかったけど手放した4つのもの。と「捨ててよ、安達さん。」のお話

この記事を書いた人
あやじま

ミニマリスト・整理収納アドバイザー。「スマホひとつで暮らしたい」などの著者。海外生活がきっかけでミニマルライフに目覚める。ラクして身軽に賢く暮らすコツを発信中。

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「捨ててよ、安達さん」というテレ東のドラマが週末のちょっとした楽しみです。観てる方いますかね~?主演の安達祐実ちゃん(本人役)が「捨てられないものたちを捨てていく」という物語です。メルカリがスポンサーになっています。

あらすじ
ある日、安達さん(安達祐実)は女性誌の編集長から「手放して心地よく暮らすひと。」をテーマに“毎号私物を一つ捨てる”という連載企画の相談を持ちかけられる。その夜、いつものように眠りについた安達さんの夢の中に、謎の少女と「捨てられないモノ」たちが擬人化して次々に登場し、自分を捨ててほしいとお願いする。子どもであり母であり妻であり女優である安達祐実のリアルとフィクションが入り混じった、「安達さん」の心を紐解く物語。
出典:テレビ東京公式サイトより

第一話は「家なき子」の完パケDVDが捨てられないというストーリーでした。このドラマの面白いところは、自分の捨てられないモノが擬人化して現れ、「私のこと、捨ててよ」「いつまでそうやって向き合わずに逃げてんのよ」「私はあんたのこと縛り付けたくてここにいるんじゃないんだよ!」「あんたはあんたなんだから、私のことなんか捨てて前向いて生きていけよ!」などの結構強めの言葉で訴えてくるのです。
少しネタばれになってしまいますが、「家なき子」のDVDを捨てられない気持ちは、今の自分を肯定できない自信のなさから来るものでした。ものと向き合うというより自分と向き合い、やっと手放す決心をした安達さんですが、謎の少女はさらに追い打ちをかけるようにこんなことを言います。
「いつもそうやって、ものに捨てていいよって言ってもらえるまで待つの?」「今はまだいいやって逃げて、そのたびに見えないところへ追いやるの?」

この言葉たちって、捨てられない人には結構響くんじゃないかな~と。関東地方は毎週金曜深夜0時52分放送です。レジ袋の回や、プレゼントにもらった時計の回などもあります。ご興味ある方はぜひご覧ください。

さて、そんなドラマの話をした本日は、私が手放してきたもののお話です。メルカリで売ったものリストを眺めていたら、以下の4つのカテゴリに集約することができました。サイズアウトした服や壊れた家電製品のように明らかに捨てるべきものは別として、今よりさらに身軽になりたい人が「次に手放すもの」を決めるきっかけになるといいな、と思い書いてみます!
今断捨離に行き詰っている方も、再び手放すスイッチが入るかも~

独り暮らし時代のインテリア

結婚して夫との同居が始まると、お互い持っていたものを新居に持ち寄るので、家具・家電のダブりが出てきます。白物家電系は引っ越しと同時に友人に譲ったのでひとつずつしかない状態でしたが、ネックは家具やインテリア小物系でした。ローテーブルやクッション、ラグなどは「いつか使うかもしれないし!」と思ってずっととっていたんです。

でも、そんな機会はかなりの確率でやって来ない。男の独り暮らしと女の独り暮らしで使っていたものなんて、そもそもテイストがバラバラです。手放せないからって無理やり使い始めると、お部屋はちぐはぐに。お家の中がちぐはぐだと、人生までちぐはぐになってしまいそう

ラグ、照明、テーブル、スピーカーなどお互いが持ち込んだ「独り暮らし愛用グッズ」は手放しました。「今」の暮らしを整えて、心地よく暮らすことが大切なので、過去のお気に入りはなくても大丈夫。

【初公開】ミニマリストのひとり暮らし時代の汚部屋

旅先で買ったもの

旅行先でマグカップやマグネットはさすがに買いませんが、私の場合は「お洋服」を買い込んでしまうタイプでした。ニューヨークやLA、サンフランシスコの古着屋さんでの爆買いっぷりは、我が家でも語り継がれる伝説となっています。ははは。

旅先というのは、テンションが日常よりワンランク(いやツーランク?)上がってしまっている状態なので、買い物の沸点が低い!特に海外のお店で出逢ったお洋服なんて、サイズがあっただけで運命を感じてしまうほど。
しかし、帰宅していざ袖を通してみると、「あれ、なんか違う…」はよーーーくあることですよね。私もミニマリストになる前はそんなことを繰り返していました。

「旅が楽しかったのだから、それでいいじゃない!」と昔は思っていましたが、その時々のツケは確実に自分に返ってきます。想い出を手放す勇気を振り絞る、というカタチで。なんでもかんでも買い込む無茶な買い物をしない今の方が、結果的に旅が終わったあとも満足度が高いままです。旅先で買ったものは、ものの見直しの際に注目すべきアイテムかもしれません。

「これは買いだった」という今でも1軍にいるお洋服たちも、もちろんいますけどね。

ミニマリストのお土産は「指名買い」(パリ・ロンドン編)

プレゼントされたもの

私がプレゼントをお断りしていることはブログでも著書でも書いていますね。ただ、それでも年に1~2回はいまだにプレゼントを頂く機会があります。景品や引き出物などを含めると、プレゼントされたものはかなりの数を手放しています。理由はシンプルで、必要ないから。気に入っていないから。

プレゼントは相手のためを思って選ぶ方がほとんどだと思いますが、それって本当でしょうか?自分がいいなと思ったもの(=自分が欲しいもの)である確率が非常に高い。(自分がいらないものをわざわざプレゼントしないですもんね。)

引き出しの中のプレゼントは眠らせるのではなく、好意だけ有難く受け取り、ものは手放してあげましょ。「捨ててよ、安達さん」の第四話でもプレゼントされたものの回が出てきます。このドラマを観るとさらに背中を押してくれるかも?

「プレゼントはメルカリに出品」あり?なし?

便利グッズ

生活の便利グッズも手放してきました。
「あったらいいな」は「なくても大丈夫」がほとんどです。そして、この一時の「あったらいいな」は、その物欲を満たしてしまう(買ってしまう)と、しばらくして「なくてもよかった」に変わることが多いのです。少なくとも私の経験ではそうでした。「これがあったら私の暮らしはこんなに便利になる」などと大層な言い訳をたくさん並べるのですが、それはただ物欲を満たしたいだけの感情だったりして。

GOPAN、トースター、シリコンスチーマーなどの調理器具、マッサージ機などの美容グッズ、収納グッズ、衣類によって分けていたハンガーなど、挙げたらキリがないほど手放してきました。

特に収納グッズは、買っては手放すを繰り返しやすいアイテムだと思っています。我が家は2年前にお家の中のものを減らしはじめ、その時にジャストサイズで購入した収納グッズが、今ではスカスカというエリアがたくさんあります。ライフステージにより必要な量や形態が変わるので、「もっとこういう形の収納が欲しい」と突き詰めるとキリがありません。新しい収納グッズを買うと、使わなくなった収納グッズは「いつか使うかも」と部屋の一角を占領してしまったり。でも、今使わないものは潔く手放しましょう。そして出来れば、細々した収納グッズはなるべく買わずに、ざっくりボックススタイルがおすすめ!

ダイソーのかごと棚板を増やしてDIYしたランドリー収納

 

以上、ご参考になれば嬉しいどぇす( ͡° ͜ʖ ͡°)